2021年06月

2021年06月22日

推し活停滞期‥

「ああ‥」と出るため息は‥悔しさ、諦め、悲しさが入り交じり
ぽっかりと穴の空いた心の切ない叫びとも言えます。

夫が亡くなった時、親族との葛藤が生じた時
母の手術、入退院が続いた時、降って湧いたような
実弟夫婦の「突入同居」の時‥‥

なんとか乗り越えて来られたのは
高橋一生さんという俳優の存在があったからです。

「推し」である一生さんから発信される
明日へ続くワクワクの予感があったからこそ
深く落ち込む事なく過ごしてこられたと言っても
決して過言ではありません。


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「推し」という言葉に未だになじまない私ですが
かといって、「ファン」という言葉では済まされないのも確かです。

今回は「フェイクスピア」を観ることが出来ず
その上「るろうに剣心」も無理かなぁ‥‥という事態に‥

目一杯の介護時間の上に
今回は眼科治療(もしかしたら手術)‥
ペースメーカー入れ替え等の日程調整と説明
入院、心臓植え込みデバイス手術が加わりつつあります。

特に眼科は在宅診療は出来ませんので
本人が直接通院しなければならないので難儀です。
タクシーの配車を頼み、歩行器や杖を駆使しなんとかたどり着き
診察後、再びタクシーの配車を頼み帰宅となります。

改めて在宅介護という生活は程度の差こそあれ
介護をする側にとっては必然的に行動の自由が制限されますし
時間の拘束は計り知れません。

昨年秋から今年初旬にかけての大波からやっと脱し
漸くさざなみに近くなったと思ったら
再び大波に飲まれる寸前です。

その上高齢の母の移動に際し、コロナ感染には相当気を使います。
私は7月に2回のコロナの予防接種を予約していますが
母は在宅でお願いしていますのでまだまだ先になりそうです。

もし私にワクチン接種の副作用が出てしまったら
どうなるんだろう?など不安もつきまといます。

どんな事があっても平常心で過ごしたいものですが
ここしばらくの状況下で心を右往左往させてしまいがちです。

そりゃ、ため息も出てしまいます‥

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                  氷結 CM

頻繁に流れる一生さんのCMが一服の清涼剤ってところです

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                                    AmazonPrimeVideo CM

そして‥小さな楽しみは‥一杯?二杯?のこれですかねぇ

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このスーパードライAsahi生ジョッキ缶は店に並んですぐに
売り切れ状態となっていました。

開けるとモコモコと泡が盛り上がってきます。

わぁー!って感じで気分が盛り上がります。

以外に単純な性格で良かったかも‥





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2021年06月14日

在宅介護の生活をくどくどと‥‥

在宅介護という生活にどっぷりと浸かっている今日この頃‥
気が付けば私事の生活の流れはぷっつりと止まっています。

以前でしたら一日がかりになるような買い物も
観たかった舞台や映画も
もっと言えば掃除や日常の買い物、散歩に至るまで
何の制約も無く自由に行う事は当たり前でした。

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しかし90歳で介護2の母を在宅介護で看るという生活となり
こんなにも行動が拘束されてしまうとは思っていませんでした。
遠い昔に経験した子育てをしている頃よりも束縛度が強いです。

母といえば家の中で歩行器を使って歩き
リハビリの時間になりますと押し車、四点杖を使い
家の周りを休み休み、よちよちと歩き
トイレは夜だけポータブルを使用し
日中は付添いなしで家のトイレを使用できる状態ではありますが

一日3回の食事の支度は、蛋白質の量に気を使い
カリウムをできるだけ排除して作らねばならず
メニューを決めるのが難儀で、正直しんどいです。

夕食だけは栄養士が計算した
冷凍の制限食を解凍し用意しますので気が楽です。

毎朝、体温、血圧、体調の記録と緑内障の目薬を点眼し
毎食後の薬の管理ももちろん私がやります。
ぬり絵、簡単な計算等をやったり
雨、雪以外はリハビリのために短い距離ではありますが
押し車、杖を使った散歩に出ます。

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その他、月曜日の午前に看護師訪問と入浴
火曜日の午後にリハビリ
隔週火曜日の午前に在宅医の訪問診察
木曜日のデイサービスの送り迎え時の待機と世話
金曜日午後の歯科医訪問
月一回のケアマネ訪問

年に一回の一日がかりとなるペースメーカー検査
半年毎の大学病院での術後フォローも一日がかり‥
眼科の通院は車椅子を使用し3ヶ月に一回です。

こんな毎日が続いているわけで
自分自身の体のメンテナンスすらおろそかになります。

介護生活のきっかけとなる2年前の入院に至る数週間前まで
母は一人で電車に乗り待ち合わせのレストランで
友人達との会食を楽しんでいましたので
迂闊にも母の介護を深く考えていませんでした。

その上私は母が持病を幾つも抱えていることすら知らなかったのです。


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それにしましても母には私がいるので
現在の生活がなんとかつつがなく送れているわけです。
一人暮らしだったらどうなるのだろう?

介護2ですので特別養護老人ホームに入居はできませんし
もし介護3になって申し込んだとしましても
すんなり入居はできぬ高嶺の花なのです。

まあ民間の老人施設に入居って事になるんでしょうね‥

実は大動脈弁狭窄症でTAVI治療を施された後の母は
病院から介護老人保健施設入居の打診をされました。
しかしある項目において当てはまらず取りやめになりました。


今になって、ああ!介護ってこうなんだって気が付いています。

くどくどと書いてしまいました。

目の前のやらねばならない事だけに集中!って
自分に言い聞かせています。







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wxy812 at 16:33|PermalinkComments(0)生活 | 思うこと

2021年06月04日

シェイクスピア全訳 松岡和子さん

昨年の10月、このブログに
「シェイクスピアのことばに支えられる」という記事を書きました。

松岡和子さんが1993年から始めたシェイクスピア37戯曲の
完訳を目前に控えていることや
松岡さんがご主人の闘病で精神的にフニャフニャになった時
支えになった言葉がシェイクスピアの
「The readiness is all(覚悟がすべてだ)」だったという内容でした。

そしてこの度とうとう37戯曲の完訳を果たされたそうです。
本日(6月4日)の朝日新聞の朝刊に載っていました。

シェイクスピアの喜劇「終わりよければすべてよし」をもって
昨年12月18日に訳了したそうです。
「ラジオ深夜便」のコーナー『わたしの人生手帖』で
初めて松岡さんのお声を耳にしたのが昨年の10月でしたので
あの直後が訳了だったのですねえ‥
50歳すぎてからの挑戦ですので28年の歳月が流れています。


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日本語全訳は、日本では女性として初めてで
個人としては坪内逍遥、小田島雄志さんに続き3人目だそうです。

松岡さんの翻訳の強みは
現代の日本の芝居をたくさん観て、台詞を耳で聞いている事と
同音異義が多い日本語で訳した言葉が
別の意味に聞こえないかという想いがあって
芝居の稽古現場へ出向き、そこで演出家や役者とディスカッションをし
最終的な上演台本をつくるという戯曲翻訳の原体験を
ずっと続けていた事にあると想います。

「訳者として作品の解釈はしても
演出は最小限にとどめるのが基本姿勢。
でも声のトーンを聞いて違った言葉も浮かぶことがある」

「役者さんの感性はすごい。『ハムレット』の中のオフェーリアの
ある場面の言葉遣いに違和感を抱いていたら、松たか子さんに
❝わたしそれ、親に言わされていると思ってやってます❞と言われ
一気に氷解した」という松岡さんのインタビュー記事から
やはり原体験は松岡さんの翻訳に反映し
不自然に感じない言葉と、生きた言葉をもたらし
納得のいくかたちで落としこめるのでしょう。

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松岡和子さんの37戯曲翻訳は
ちくま文庫全33巻「シェイクスピア全集」に収められています。






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シェイクスピア全集 全33巻セット (ちくま文庫)
シェイクスピア
筑摩書房
2021-05-12



シェイクスピア全集33 終わりよければすべてよし (ちくま文庫 しー10-33) [ シェイクスピア ]
シェイクスピア全集33 終わりよければすべてよし (ちくま文庫 しー10-33) [ シェイクスピア ]


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2021年06月03日

意外!塗り絵にどハマリ!‥

デイサービスから持ち帰った塗り絵プリントに
母が塗り絵をしている姿をたまたま見た知人が
曾てお子さんのために購入したけれど
ほとんど手をつけなかったという立派な塗り絵ブックを
お母様にどうぞと、2冊持ってきてくださり
ありがたくいただくことにしました。

母はそうそう興味深げにページをめくりながら
躊躇なく色鉛筆を手に取り塗り絵をはじめました。

ふーん‥ってな感覚でその様子を遠目で見ていた私でした‥‥

幼い頃私も塗り絵をした記憶はあります。

今の若い方はご存知無いかもしれませんが
塗り絵と聞きますと『きいちのぬりえ』という
塗り絵シリーズを思い出します。

幼稚園から小学校低学年の頃よくやりました。

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塗り絵は昨今ブームになっているのは知っていました。
最初はお年寄りの活性化を謳ったものが多かったようですが
最近は老若男女誰でも楽しめる塗り絵がたくさんあります。

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母が頂いたのはミリー・マロッタの
「野生の動物たちのぬり絵ブック」でした。

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どれどれって感じで、塗り始めたら止まらない止められらない
ズルズルっと引き込まれるようにズブっとはまり込んでしまいました。

何もかも忘れ、無心で突き進むようにヌリヌリ、ヌリヌリ‥‥
塗る以外何もない‥次はこの色と直感で決め、どんどん広がります。

パソコンやスマホで文字を選び指先で打つばかりで
鉛筆を握って紙に書いたり塗ったりという動作を
ここしばらくした事がありませんでしたので
指や腕が痛くなり、自分でもビックリしました。

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以前夢中になった刺繍と感覚が同じですね‥

少しずつコツコツとやればいいものを
せっかちなので、早く出来上がりを自分の眼で見たいのです。
達成感と満足感を味わいたいのだと想います。

母と私がぬり絵に興じている色鉛筆は
息子が小学生の頃使っていたもので30年の時を経ています。


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これもあともう一息です。
腕が痛い‥







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wxy812 at 21:07|PermalinkComments(0)生活 | 思うこと