2022年10月
2022年10月25日
高橋一生さんの第1部、第2部、第3部‥
俳優さんと言えども仕事以外は私生活であります。
英気を養う事はお仕事への充実に繋がりますので
静かにお待ちする所存でございます。
現在2020、’21に続き、’22.12月放送予定の
「岸辺露伴は動かない」の報告を最後に
一生さんのその後の動向が全く見えて来ない状況が続いています。
いよいよ今夜ッ!!#岸辺露伴は動かない 一挙再放送✒
— NHKアニメ (@nhk_animeworld) August 13, 2021
毎話どこかで #櫻井孝宏 さんの声が聴けるのも見どころなんじゃあないかと思います。
皆さまどうぞお楽しみに!
主演:高橋一生
原作:荒木飛呂彦
脚本:小林靖子
音楽:菊地成孔
総合 14(土)夜10:56 https://t.co/akAztbVSJ3
そんな中、CMでバッタリ出会った時は
感謝感激雨あられという気持ちの昂りを覚える昨今です
ふと、今までの一生さんのお仕事の歴史を思い浮かべ
その変遷に想いを馳せました。
一生さんの俳優生活の第1部を
子役の作品全てをひっくるめて子役時代とするならば
「耳をすませば」の天沢聖司の声を担当した時点が
第2部の始まりであると想うのです。
そして、この第2部は一生さんにとって
世にいう修行の時代だったような気がします。
ご自身の芝居へのスタンスは変わらずとも
一生さん自身の年齢の重ね方と、受け取る側の鷹揚さが一致した時
いきなり第3部へとなだれ込んだように記憶します。
そして第3部は「民王」といきたいところですが
私は「モザイクジャパン」といきたいです。
【#永山絢斗、#高橋一生 出演「#モザイクジャパン」(R-15)全5話見放題!】
— TELASA(テラサ) (@telasa_jp) August 27, 2018
ヒット作を生み出し続ける脚本家 #坂元裕二 と俳優・高橋一生がドラマ「#カルテット」より3年も前にタッグを組んでいたのが本作。
新しい形の社会派エンタテインメント。https://t.co/1vuOLujl5c #ビデオパス pic.twitter.com/MetrIw0n3q
あの辺りから何かが変わったような気します。
それが「おんな城主直虎」の、政次へと繋がります。
NHK おんな城主直虎
一生さんの芝居が変わったのではなく
一生さんを観ていた観客が
一生さんの存在に気がつくと同時に
奥行きの深い芝居に気がついたのでしょうね‥
で、第1,2,3部と続きましたが
私はすでに、第4部は「岸辺露伴は動かない」から始まっているのかな?
とも想うのですが‥どうでしょうか‥
次はどんな一生さんが観られるんだろう
楽しみにお待ちしております。
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2022年10月21日
「耳をすませば」10年後の実写化見てきました
監督・近藤喜文、制作プロデューサー脚本絵コンテ・宮崎駿の
1995年「耳をすませば」を息子と母と私の3人で観たあの夏‥
あれから、な、なんと!27年も経つ‥のだ‥
先日、27年前の夏のあの日と同じ映画館で
あれから10年という設定の実写化「耳をすませば」を観てきました。
¸♬•*¨*
— 映画『耳をすませば』公式 (@mimisuma_movie) October 20, 2022
映画『#耳をすませば』
女子会イベント開催決定❕
•.¸¸♬•*¨
ここだけしか話せない女子目線の想いを
キャストと一緒に語りあいましょう🤭🫶
⏰10/28(金)12:30 回
📍丸の内ピカデリー
👤#清野菜名 #内田理央 #安原琉那 #住友沙来
西麻美プロデューサー(予定)
当日パンフレットを買いました。
家に着いてパンフレットを見た時
一瞬ではありますが「えっ!」と狼狽えました。
なぜかと言いますと、「これ‥図書館用なの?」と
想ってしまったのです。
ねっ?そう想うでしょう?
私、思わずシールだと想いまして爪でこすってみました。
そうしましたら、プリントだとわかり
ああ!なるほどと想いました
刊行期が私が生まれた年の約一年後という
70年近い歴史を持つ老舗月刊誌「りぼん」に
「耳をすませば」は
1989年の8月号~11月号までの4ヶ月間連載され
1990年には単行本化されたそうです。
正直、4話で打ち切りとなり
当時ヒットした作品ではなかったそうですが
夏の休暇中に義父の山荘を訪れた宮崎駿氏が
姪たちが残した漫画本の中から
偶然「耳をすませば」を読んだところ心に響き
この話を仲間と共に膨らませ
この物語の先がどうなるのか想像したというのです。
原作では天沢聖司くんが目指すのは画家ですが
アニメ版ではバイオリン職人ということにしました。
舞台も聖蹟桜ヶ丘という多摩川の一部を見下ろす
高低差のある多摩丘陵に位置する街に設定し
原作の中学一年生という設定も三年生に変更‥
15歳という子供から大人の世界の入り口に佇む
心揺れる時期に設定したのです。
そして、1970年代のジョン・デンバーのヒット曲
「カントリーロード」の和訳を据えての上映でした。
当時息子と一緒にこの映画を観た私は
決めた進路を突き進む聖司の姿を目の当たりにした雫に
聖司と対等になりたいという強い自立の気持ちが芽生え
突き動かされる様子を見るにつけ
私自身の生き方をも見つめ直した程でした。
そして‥今回の実写化を観て想った事は…
イタリアに渡った聖司の職業がチェロ奏者という設定は
色々と想うところではありますが‥
雫は?といいますと、児童向けの作品を書きながら
児童書の編集者という二刀流で働き
職場の上司に怯え、自分をおし殺しながら
作家と向き合っているという設定でした。
ある日、これでは駄目だ‥と自分自身に気づいた雫は
奮起し、自分を取り戻すため
取りづらい休暇をとり、聖司を求めイタリアへ渡ります。
しかし聖司の現地の仲間である奏者の女性から
聖司との間を阻まれた途端
あっさりと帰国してしまうという雫の様子をみると
アニメの雫の印象からして、あまりにもかけ離れていて
観ていて白けてしまいました。
また、実写映像は「りぼん」で連載されていた10年後の設定で
1998年という年代なので、雫を怒鳴る上司はパワハラ気味で
今でしたらあの怒鳴り方は問題になりそうなのは仕方ないとして‥
その状況を何も言わずに受け入れている雫にイラッとしましたし
何よりも私が強く違和感を覚えたのは、その職場の映像にありました。
怒鳴られた雫を励ます同僚がズバリと本音を言いながら
雫を慰めるのはいいのですが
その職場の部屋が狭く、上司との距離がウソみたい近いのです。
これ、実際の距離感を持って言うなら
絶対聞こえてるでしょ!‥と‥‥
ちょっとしたお笑いの寸劇を観ているようで
間が抜けている感が強すぎてガッカリしました。
感想はいっぱいあるのですが‥
まだ上映中ですのでこの辺にしておきます。
最後に一言、松坂桃李さんはイメージ的には
ドンピシャだとは思いますが
アニメの天沢聖司くんのような、腹の据わった潔さと清々しさが
あまり感じられずガッカリしました。
何のために実写化したのか?ちょっとわからなくなるような‥
そんな気分になってしまう登場人物の変貌ぶりでもありました。
でも、介護やコロナで好きな映画を
なかなか観ることができませんでしたので
久々に映画館へ足を運ぶことが出来て楽しかったです。
2年半ぶりくらいになるのかな?びっくり!
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2022年10月07日
「その日、カレーライスができるまで」を観て
主演はリリー・フランキーさんでした。
企画プロデュースが齋藤工さんということで
「おーっ!」っと、反射的に「blank13」を連想し興味を持ちました。
52分の短編映画で、回想、電話での会話、ラジオの出演者以外は
リリー・フランキーさんのみの一人芝居でした。
リリー・フランキーという役者は
その場の時の流れと共に
築年数が相当経っていると思われるアパートに
違和感なく溶け込んでいました。
リリー・フランキー1人芝居による映画が今夏公開、齊藤工が企画・プロデュース(コメントあり)https://t.co/J3jKfKDYwk#リリー・フランキー #齊藤工 pic.twitter.com/P9a6eaT9DJ
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) June 10, 2021
その日彼は、土砂降りの中を食材の入ったレジ袋をさげ
ビショビショになりながらアパートへ帰り着きます。
なぜか募金箱も持っていたようでテーブルの上に置きます。
その後シャワーを浴びた様子の彼は
心許なさそうな髪をドライヤーで乾かします。
なんともパッとしない中年のおっさんがそこにいます。
床に抜け落ちているかもしれない彼の細い毛髪
加齢臭漂う万年床の布団へと、部屋を覗きながら
つい想像力が及んでしまいます。
その後、彼はなれた手付きで料理を作り始めます。
玉ねぎや大きな牛の塊肉を躊躇なく切り進め炒めると
あっと言う間にコトコト煮はじめ‥しばらくすると
グツグツと食欲のわく音がしてきます‥正しくカレーです。
調理の合間、彼は徐ろに棚のラジオをつけます。
メール募集のテーマを聞くと、ピンときた面構えとなり
淀みなく入力したメールを番組へ送信します。
そして‥‥しばらくして
彼のメールは番組内でパーソナリティーに読まれます。
「訳あって今は一人なのですが
妻の誕生日が3日後なので、3日目のカレーが好きな妻のために
今日は毎年恒例のカレーを作っています。
ちなみに三日目のカレーの味わいを出すためには
お餅を削って入れるのが㊙テクニックです。」という内容です。
そうか、なぜ彼が豪華なカレーを作っていたのかわかりました。
兎に角その日は豪雨と物凄い雷で停電が頻繁に起こりました。
不安定な嵐の晩の暗闇を懐中電灯が心許なく照らします。
どこか怪しげな雰囲気は彼を不思議な世界へ誘います‥
その夜は息子の気配を感じたり、妙な音を聞いたり‥
彼は息子を心臓病で亡くしていました。
積極的な治療を進める行動を起こせぬまま
息子は天に召されてしまい後悔の念を抱えていました。
まあ、色々あって妻は家を出たようです
帰宅時、テーブルに置いた濡れた募金箱は
息子と同じ心臓病を患う子供を救うための
彼独自の支援のためのものだったのです。
そして‥三日目‥彼がラジオを聞いていると‥
「訳あって今は一人ですが今日は私の誕生日です。
誕生日にはいつもカレーを食べています。
そして㊙テクニックはカレーを作った鍋に白いごはんを入れ炒めると
美味しいカレーピラフになりますよ!鍋もきれいになりますし‥」
というバースディウーマンさんからのメールが読まれたのです‥
それは番組のヘビーリスナーである彼の妻からのメールでした。
そして‥妻から電話がかかります!
もちろん妻は番組で読まれた彼のメールを聞いていました。
彼は妻を誘いますが、妻は快諾はしませんでした‥
それでも彼はいそいそと食卓のセッティングをします。
嵐の晩に作ってから3日目のカレーです‥
フッと彼は気づきます
アパートの窓を開けると、3日前とは打って変わり
目に眩しい気持ちの良い陽が刺しているではないですか!
ずっとおやじ丸出しの下着姿だった彼は
スッキリとした水色のシャツに着替えていました。
そして‥‥チャイムは鳴りました‥
リリー・フランキーが妻の誕生日にカレーを作る一人芝居、主題歌流れる予告解禁https://t.co/AaOIoiPLpW#リリー・フランキー #安部勇磨 #齊藤工 pic.twitter.com/bwxeIZW680
— 映画ナタリー (@eiga_natalie) July 14, 2021
じっと観入ってしまった映画でした。
リリー・フランキーさんは、「あら!?ここにも!」と
作品の中に、何気なくそこに居るという感覚の役者さんです。
もちろん主役の時は「あら!?ここにも」という表現は違うかな?と
想うのですが、それに近い感覚なのが不思議なんです‥
いつもそこに違和感なく居るという存在感なんですよねぇ‥
「東京タワー~僕とオカンと時々オトン~」を
滂沱の涙を流しながら読んでから15~6年経ちました‥
あの時のリリー・フランキーさんの職業は
主にイラストレーター、文筆家であって
どちらかと言いますと表舞台に立つ方ではないと思っていました。
しかし気が付けば俳優、司会などマルチにこなす現在の姿は
ごく自然で、ずーっと以前から
そうであったような気さえしてしまいます。
そして!50分少しの映画の中で流れた歌声を聞いた時
「あれ!?」と想いました。なんだか懐かしいぞ!と感じで
もしかしたら!!と思ったら、案の定
劇中歌も主題歌も安部勇磨さんでした!!
やはり兄弟なので高橋一生さんにお声が似ています。
私は一生さんの弟だからと言うのではなく
優しくどこか懐かしい安部勇磨さんの歌声が以前から大好きです。
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— 映画「その日、カレーライスができるまで」公式🍛 &HOME FIGHT (@sonocurry) July 14, 2021
🍛🥄主題歌決定!
安部勇磨ソロ「テレビジョン」
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never young beachの安部勇磨さんのソロ曲「テレビジョン」が主題歌に決定!
物語のやさしい後味となります
さらに本作のある劇中歌も安部さんが歌ってくれています!!#ネバヤン #neveryoungbeach #安部勇磨 #そのカレ #リリーフランキー pic.twitter.com/CT9ahOLYg2
味わいのある、いい映画でした。
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