2019年05月25日
母の病状と心の波
私はこれまで救急車には8回お世話になっていす。
夫、夫の両親、私の父‥そして三日前、母を病院へ搬送していただきました。
動揺し気持ちが縮まります。
昼食の用意ができたので呼びに行きますと
母はベッドに座ったまま動くことが出来なかったのです。
母は今年の初め膝の病気で入院しました。
今回は心臓です。
もともと疾患を抱えていたのですが状態は悪化していたようです。
高齢のため処方してもらったお薬の効能自体が
うまく機能しなくなっているようでした。
動きの少なくなった母に、つい叱咤激励のようなやり口で
介護をしていた私は己の浅はかさを呪うばかりです。
翌日の朝、母が昨日のお昼に食べるはずだった
お粥を食べてたら不覚にも涙が出てきました。
私から体を動かして筋肉を増やせ

言われまくっていた母を思うと
気の毒で可愛そうで胸がえぐられる思いです。
心臓がそんなに弱っていたとは気が付きませんでした。
夫にも夫の両親にも父にも母にも
なんでいつも優しくなかったんだろう
普通一回学習すれば会得するでしょうに‥馬鹿ですよねえ

病院へ行く前、母の入院費用を少しでも節約するため
標準負担額減額認定証を交付してもらうため区役所へ行きますと
ロビーで刑務所で作られた品物の即売会をやっていました。
府中出身のひのきの鍋敷き、企画・裁断・プリントが函館少年刑務所
縫製・検査が釧路刑務支所のとってもしっかりとしたつくりの
《刑務所のブックカバーR調文庫版(函館)》を購入しました。
平常心を保つため日常に溶け込み寝不足の目で作品を選びました。
平常心を保つというのは難しいです。
病室へ入ると酸素吸入器を付けた母は
顔にいくらか生気が甦ったようでした。
負けん気の強い母は歯も自分で磨き食事も座って自分で食べます。
しかし体内はぼろぼろなんです。
この先どうなるのかちょっと‥‥
ガラス細工のようになってしまった母をどうすることも出来ない。

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