いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

2020年03月17日

浦井健治さんと天保十二年のシェイクスピア

「天保十二年のシェイクスピア」は本来であれば
29日が東京公演千穐楽でしたが残念なことに27日の公演をもって
3月の大阪公演も含め中止となってしまいました。

2月8日の舞台初日から27日までの間
私は9日と22日の2回、お陰様で観覧することが出来ました。

それは素晴らしい公演でした。
約3時間半、役者さん達のエネルギッシュな動きに眼を奪われ
音楽劇たらしめる宮川彬良氏の腕っぷしに耳を奪われ
シェイクスピアのパロディ抜きでも
三世次という人物の一代記として
充分に満喫できる演出に心を奪われました。



今回私個人としては「きじるしの王次」として舞台を駆け巡る
浦井健治さんの舞台映えとでもいうのでしょうか
光を発光するかの如く突き抜けたおおらかな芝居と
隅々まで行き渡る明確な歌声を聴き
眼が醒めるような想いをしました。

癖がなく透明感のある役者さんだなと感じました。

坂元裕二さん脚本の2016年1月期のフジテレビ月9ドラマ
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で
絡みはありませんでしたが高橋一生さんと
浦井健治さんが出演していた記憶はありました。
舞台でのご活躍はなんとなく知ってはいましたが
今回初めてしっかりと認知した次第です。



お年を見てびっくり!1981年生まれです。
一生さんと一つ違いです。もっとお若いのかと思っていました。

デビューは最近の俳優さんの登竜門のようになっています
特撮ヒーローもので2000年の「仮面ライダークウガ」だそうです。

その後主に舞台を中心のお仕事に邁進なさったようで
菊田一夫演劇賞、紀伊国屋演劇賞、読売演劇大賞等に輝いています。

最近ニッポン放送の浦井健治のDressing Roomを聴いています。
先日の日曜日は天保十二年のシェイクスピアでの一生さんとのお話を
とっても楽しくお話されていました。
内容をかいつまんで書いてみました。

『お互い二人はうらちゃん、いっちゃんと呼ぶそうです。
うらちゃん、いっちゃんは舞台の袖ですれ違うたびに
ぎゅっとハグしたり、おしくらまんじゅうしたり
していたそうで、おしくらまんじゅうは
ムッチリお尻のうらちゃんがちっちゃいお尻のいっちゃんに
勝っていたそうです。(ムッチリは私の見解です)

又いっちゃんのお誘いで二人で共通の趣味をということで
茶道を極めたいというお話が持ち上がっていたり
落ち着いたらいっちゃんのお家でいっちゃんのお料理を
ご馳走になったらといっちゃんの社長さんに言われたりしたそうで‥

そして浦井さんは一生さんの歌は本当に上手いと誉めてくださり
死にゆく者のあんなに狂気をもったお芝居を
日本の演劇で観られると思わなかった。尊敬してますとまで
言ってくださったのです。

お二人は必ずまた会おう
また共演しようと誓い合ったそうです。』

お話が終わり浦井さんは一生さんのオリジナルソング
「きみに会いたい-Dance with you -」をかけてくださったのです。

本当に感激しました。
私は一連のお話と選曲の流れに思わず涙が出てしまいました。


日頃観劇などには馴染みのない生活をしていましたが
今回「天保十二年のシェイクスピア」を観て
いいものだなあと思うに至り
又近いうちに観てみたいという欲求が湧いてきます。

ぜひとも浦井健治さんの舞台を観てみたいです。





にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村








mixiチェック
wxy812 at 14:46|PermalinkComments(0)

2019年09月27日

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうTVerで!

2016年1月期にフジテレビで放送された坂元裕二さん脚本の
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」を
TVerで10月7日まで観ることができますよ



有村架純さん、高良健吾さん主演で
他に西島隆弘さん坂口健太郎さん森川葵さん八千草薫さん
田中泯さん柄本明さん小日向文世さん浦井健治さん桜井ユキさん
そして高橋一生さんも出演というとっても豪華なキャストです。
しかも一生さんと何かと御縁のある役者さんが多いです。

2016年の放送中は重いとか境遇が過酷だとか言われ続け
坂元作品のバックボーンがここでも又物議を呼んでいました。

「生きづらいあなたに‥
マイナスにいる人がせめてゼロになれば。
それが脚本を書く理由です」という
坂元さんのインタビュー記事を以前読んだ事があります

この想いこそが坂元作品の背骨だと思うのです。
社会の片隅で不器用に生きる人々を
坂元作品は照らし出します。

観ていてあまりにも生き下手過ぎてイラつく事もあります。
それでも人は恋をし人を愛し
傷つきながら恥をかきながら
喜びながら楽しみながら泣きながら生きてゆくのです。

そんな人々を優しく包み込むのが坂元作品だと思うのです。


登場人物一人ひとりの背景がリアルに浮かびます。
案外人間というのは世の中を器用に上手に
生き抜いている人の方が少ないのではないかと思います。

それぞれの登場人物が背負うものに対し重みを感じてしまいますが
台詞の中に潜む暖かさと励ましに気がつきますと心が助かります。
その台詞は心に刻まれ後々まで残ります。
それらは坂元さんからのメッセージなんでしょうね。



「いつ恋」は偶然から生まれた恋によってもたらされた
若者たちの生き様や恋愛感情、職場をめぐる人間模様
逃れられない生い立ちとそこから生まれる葛藤などが描かれています。

一生さんは主人公の高良健吾さん演じる
曽田練が務める運送会社「柿谷運送」の
金髪パワハラ上司という嫌なヤツっぽい佐引穣次役でした。
要するに社会の底辺でちょっといじけている役です。
でも妙な安定感があり佐引が出て来ると見入ってしまうのです。

出演場面は多くはありませんし
主軸にそれほど絡んではいないのですが
佐引の素性はしっかりと描かれていて
彼もやはり不器用な人間であることがわかります。

斜に構えた金髪パワハラ佐引が見せていた
地方から東京に出てきたものの「東京の」「人生の」
波に乗り切れなかった感の醸し出し方が実に土臭くて
流石一生さんだなあと思いました。
あの運送屋で金髪にしている佐引の心情がなんか切なくて‥
でもとっても魅力的でした

「いつ恋」は5年後の様子も描かれているのですが
5年後の佐引穣次は黒髪に戻っています。
ランチには彼女お手製のラブラブ弁当を食べている
可愛い佐引さんに出会うことが出来ます。








にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村





mixiチェック
wxy812 at 22:09|PermalinkComments(0)

2019年03月22日

坂元裕二の詠む言葉と‥!?


全国へゆこうか!朗読ジャーニー
『詠む読む』~坂元裕二の詠む言葉と満島ひかりは読む旅に出る~

のん(能年玲奈)ちゃんは知る人ぞ知る「あまちゃん」の
朝ドラ主演女優さんです。
本来ならばもっと活躍していても良い女優さんですが
真相はよくわかりませんが所属事務所がどうのこうのと‥
一緒に出演していた有村架純ちゃんの活躍って
びっくりするほどですよねえ‥
あの方は主役のオーディションに落ちて
小泉今日子さんの若い頃の役をゲットしたと聞いています。

森岡龍さんは一番わかり易いのが「カルテット」で
別所司(松田龍平)の弟の別所圭だった俳優さんです。
あと「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
の柿谷運送会社の加持登役だった人です。
一生さんと一緒いた俳優さんです。
両方坂元裕二さん脚本です。
2004年公開の「茶の味」にも出演しているんですねえ‥
「茶の味」には一生さんも囲碁部部長役で出演してました。

一生さんは坂元裕二さん脚本の朗読劇に
2012年「不帰の初恋、海老名SA」
2014年に「不帰の初恋、海老名SA」と「カラシニコフ不倫海峡」に
出演なさっています。

今回の予定は
読む人 15:00~の公演は 満島ひかり 森岡龍(不帰の初恋、海老名SA)

読む人 19:00~公演のは 満島ひかり のん(不帰の初恋、海老名SA female/female)

私は15:00でしたら行けると思います‥多分行くと思います。 







にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村



mixiチェック
wxy812 at 07:06|PermalinkComments(0)

2018年09月19日

坂元裕二さん

ドラマ「Woman」を観るまで坂元裕二さんは知っていましたが
熟知してはおりませんでした。

知れば知るほど坂元ワールドに引き込まれます。
坂元さんから放たれる言葉の持つ優しさは
しまい込んでいた想いや感覚を
四の五の言うことなしに丁寧に解きほぐしてくれます。

一生さんは2012年朗読劇「不帰の恋、海老名SA」坂元裕二脚本演出
2013年連続ドラマ「Woman」坂元裕二脚本
2014年朗読劇「不帰の恋、海老名SA」
「カラシニコフ不倫海峡」坂元裕二脚本演出
2014年連続ドラマW「モザイクジャパン」坂元裕二脚本
2016年連続ドラマ
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」坂元裕二脚本
2017年連続ドラマ「カルテット」坂元裕二脚本
など坂元裕二さんとはお付き合いがあります。

私は朗読劇以外は全て観ております。
坂元さんの脚本のセリフは付箋でいっぱいになるくらい
留めておきたいものばかりです。



「カルテット」は特に心に入るセリフが多かったです。

『唐揚げにレモンするってことはね
不可逆なんだよ。二度と元には戻せない』

『夫婦って別れられる家族なんだと思います』

『終電は男女が一線を越える言い訳のためにある』

『泣きながらご飯を食べたことがある人は 生きていけます』

『ゴミを捨てない人間はゴミから見てもゴミです』

『志のある三流って四流だからね』

『好きになるって勝手に溢れるものでしょ。
溢れたものが嘘なわけない。』

『恥ずかしくないんですか?皆さん。
椅子取りゲームに負けたのに座ってるふりしてるだけですよね』

など、「カルテット」一つとっても
書ききれないくらい魅力的なセリフが溢れているのです。
大人の会話ドラマですよねえ。

「ミゾミゾする」とか「夫さん」などの新語もあり
私はこの言葉、抵抗なく使わせていただいております。
「カルテット」の世界観のご相伴に預かっております。

ちなみに松たか子さんのデビュー曲
「明日、春が来たら」の作詞は坂元裕二さんです。
又、長澤まさみさんと一生さん出演の
「嘘を愛する女」の主題歌「つなぐもの」は
松たか子さんの作曲で作詞は坂元裕二さんなのです。
一生さん、松たか子さん、坂元裕二さんの御縁を感じますよね。




欲を言えば高橋一生との対談、インタビューも載せて欲しかったなあ‥



にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村


mixiチェック
wxy812 at 15:35|PermalinkComments(0)