宮川彬良

2021年02月09日

藤田俊太郎さん!!最優秀演出家賞獲得!



第28回読売演劇大賞が決まりました。

藤田俊太郎さん最優秀演出家賞おめでとうございます
宮川彬良さん優秀スタッフ賞おめでとうございます
そして「天保十二年のシェイクスピア」優秀作品賞
おめでとうございます


昨年の2月9日は正に藤田俊太郎さん演出の
「天保十二年のシィクスピア」を観るため日生劇場へ行った日です。

DSCF7483

あれからちょうど一年経つんですねぇ‥‥


あの感激の一日が蘇ります。

パニックと言ってもおかしくないくらいの心模様でした。

あの場、あの空間、あの時間の流れの中を
自分が推してやまない高橋一生という俳優さんと共に
「天保十二年のシェイクスピア」を演る側観る側として
どっぷりと共有出来たことは震えるような喜びでした。

体が限りなく軽くなりフワフワと浮き上がるような
夢ごこちの世界へと誘われ本当に幸せな一時でした。






にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村


mixiチェック
wxy812 at 21:22|PermalinkComments(0)

2021年01月21日

「天保十二年のシェイクスピア」第28回読売演劇大賞作品賞ノミネート

「天保十二年のシェイクスピア」が
第28回読売演劇大賞の『作品賞』にノミネートされました。
しかも藤田俊太郎氏演出作品の「NINE」もノミネートされており
5作品中2本が藤田氏演出作品ということになります。

DSCF0635


『演出家賞』には「天保十二年のシェイクスピア」「NINE」
「VIOLET」の藤田俊太郎氏がやはりノミネートされています。

DSCF0637


『スタッフ賞』にも「天保十二年のシェイクスピア」の
作曲を手掛けた宮川彬良氏がノミネートされています。

DSCF0639

残念ながら『男優賞』に高橋一生さんはノミネートされてはいませんが
一生さんを推す声はあがっていたそうです。

いずれにしましても演劇に精通されている選考委員の方々が
各部門から推薦されているのですもの
その中に「天保十二年のシェイクスピア」の名を見れただけで
私はとっても嬉しいです。



おめでとうございます

舞台上と観客席が一体となった熱く華やかな空間の片隅で
素晴らしい舞台を観る事ができて本当に幸せでした。

EQJUU1UU0AIA0Rf


あと『女優賞』に私の大好きな女優さん池谷のぶえさんと
神野三鈴さんがノミネートされていて嬉しいです。

DSCF0262
         「妖怪シェアハウス」で妖怪和良部詩子役の池谷のぶえさん






にほんブログ村 シニア日記ブログへ

にほんブログ村


mixiチェック
wxy812 at 10:23|PermalinkComments(0)

2020年03月17日

浦井健治さんと天保十二年のシェイクスピア

「天保十二年のシェイクスピア」は本来であれば
29日が東京公演千穐楽でしたが残念なことに27日の公演をもって
3月の大阪公演も含め中止となってしまいました。

2月8日の舞台初日から27日までの間
私は9日と22日の2回、お陰様で観覧することが出来ました。

それは素晴らしい公演でした。
約3時間半、役者さん達のエネルギッシュな動きに眼を奪われ
音楽劇たらしめる宮川彬良氏の腕っぷしに耳を奪われ
シェイクスピアのパロディ抜きでも
三世次という人物の一代記として
充分に満喫できる演出に心を奪われました。



今回私個人としては「きじるしの王次」として舞台を駆け巡る
浦井健治さんの舞台映えとでもいうのでしょうか
光を発光するかの如く突き抜けたおおらかな芝居と
隅々まで行き渡る明確な歌声を聴き
眼が醒めるような想いをしました。

癖がなく透明感のある役者さんだなと感じました。

坂元裕二さん脚本の2016年1月期のフジテレビ月9ドラマ
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で
絡みはありませんでしたが高橋一生さんと
浦井健治さんが出演していた記憶はありました。
舞台でのご活躍はなんとなく知ってはいましたが
今回初めてしっかりと認知した次第です。



お年を見てびっくり!1981年生まれです。
一生さんと一つ違いです。もっとお若いのかと思っていました。

デビューは最近の俳優さんの登竜門のようになっています
特撮ヒーローもので2000年の「仮面ライダークウガ」だそうです。

その後主に舞台を中心のお仕事に邁進なさったようで
菊田一夫演劇賞、紀伊国屋演劇賞、読売演劇大賞等に輝いています。

最近ニッポン放送の浦井健治のDressing Roomを聴いています。
先日の日曜日は天保十二年のシェイクスピアでの一生さんとのお話を
とっても楽しくお話されていました。
内容をかいつまんで書いてみました。

『お互い二人はうらちゃん、いっちゃんと呼ぶそうです。
うらちゃん、いっちゃんは舞台の袖ですれ違うたびに
ぎゅっとハグしたり、おしくらまんじゅうしたり
していたそうで、おしくらまんじゅうは
ムッチリお尻のうらちゃんがちっちゃいお尻のいっちゃんに
勝っていたそうです。(ムッチリは私の見解です)

又いっちゃんのお誘いで二人で共通の趣味をということで
茶道を極めたいというお話が持ち上がっていたり
落ち着いたらいっちゃんのお家でいっちゃんのお料理を
ご馳走になったらといっちゃんの社長さんに言われたりしたそうで‥

そして浦井さんは一生さんの歌は本当に上手いと誉めてくださり
死にゆく者のあんなに狂気をもったお芝居を
日本の演劇で観られると思わなかった。尊敬してますとまで
言ってくださったのです。

お二人は必ずまた会おう
また共演しようと誓い合ったそうです。』

お話が終わり浦井さんは一生さんのオリジナルソング
「きみに会いたい-Dance with you -」をかけてくださったのです。

本当に感激しました。
私は一連のお話と選曲の流れに思わず涙が出てしまいました。


日頃観劇などには馴染みのない生活をしていましたが
今回「天保十二年のシェイクスピア」を観て
いいものだなあと思うに至り
又近いうちに観てみたいという欲求が湧いてきます。

ぜひとも浦井健治さんの舞台を観てみたいです。





にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村








mixiチェック
wxy812 at 14:46|PermalinkComments(0)

2020年02月24日

天保十二年のシェイクスピアを再び観て思った事

天保十二年のシェイクスピアの初見は
公演2日目2月9日のマチネでした。

そしてあれから約2週間経ちました
一昨日2月22日のマチネを観覧してきました。

前回はオペラグラスで一生さんの三世次を
興奮状態で見漁っていたと言うこともあり
舞台の全体像を掴み取る余裕はなかったと自覚しています。

しかし今回はのめり込んで観ることができました。
笑ったり、涙ぐんだりしながら
3時間35分という上演時間が2時間位にしか感じませんでした。



私が天保十二年のシェイクスピアの作者井上ひさし氏を認識したのは
NHKで1960年代に放送された「ひょっこりひょうたん島」という
人形劇の原作者というところからです。

当時井上氏はメディアでの露出度が高かったような記憶があります。
幼かった私はひょうきん顔のおじさんという印象をもちました。
お笑い系の方?と誤解していた時期が少しあります。
後にこまつ座の存在を知り熊倉一雄さんとの関係も知りました。

しかし井上ひさし氏の作品を手にとり読んだことはありません。

この天保十二年のシェイクスピアという戯曲の存在も
今回高橋一生さん出演という事がなければ知り得なかったと思います。

私自身の舞台の観覧記憶と言ったら
中学生時代のミュージカル「ヘアー」と
20代の頃京王プラザホテル前の
大きなテント小屋での「キャッツ」と
その他数えても両手で足りる位乏しいものです。

ところが今回この舞台を観覧することになり
もし私が母の介護と言う役目を担っていなければ
際限なく通っていただろうと思います。
それほど面白く舞台という分野に目覚めてしまったと思われます。


天保十二年のシェイクスピアは音楽劇とあるだけに
舞台後方では作曲の宮川彬良氏自らが加わっての
生演奏という贅沢さです。
この音楽がとってもセンスが良く
まるで井上氏が意図していたかの如く
心地よい音階と共に躊躇のないことばが
私の耳に胸に染み込んでいくのを感じました。

ブルース、ボサノバ、昭和歌謡と曲調にも富んでいて
特に私は「賭場のボサノバ」
「もしもシェイクスピアがいなかったら」は
すでに鼻歌になってしまうほど染み込んでしまいました。

三世次の「ことばことばことば」きじるしの王次の「問題ソング」
などは井上氏の歌詞の意味深さが聞きながら観ながら伝わってきます。

音楽を聞きながらダイナミックな舞台装置にも目が奪われます。
舞台観覧の乏しい初心者なのですが斬新な舞台装置だと感じました。



特に鏡仕様の装置は観客をも映し出すというもので
舞台上の鏡に観客席が映された瞬間
なぜか気恥ずかしさと後ろめたさを感じてしまったのは
なぜなのでしょうか

自分を自覚できなくなっている三世次が
鏡を観て自分の醜さを改めて自覚し驚き嘆いたように
舞台の中の世界を他人事だと思うなよという
まるで挑戦状を突きつけられたような気がしました。

役者さんは言うまでもなく精鋭揃いで
2005年の蜷川幸雄版でも隊長役を務められた木場勝己さんは
実に素晴らしく語り口調を変化させながら
観客を舞台を引っ張っていきます。
プロローグで昨今の時事ネタを交えながら述べ
草草に観客を引き込みながら舞台へと誘う様はお見事でした。

梅沢昌代さんはいわずもがな大活躍の方ですし
辻萬長さんしかり、ミュージカル界の星浦井健治さんは
きじるしの王次で暗黒の三世次の対岸に居る
正に輝く星のような存在の役でした。

登場とともにキラキラとした
存在感のある役者さんであることがわかります。
きじるしの王次の登場により
三世次の色がますます暗く黒く淀んでいくのです。

そして今回の佐渡の三世次は高橋一生さんです。
歴代の三世次は川上隆也さん、唐沢寿明さんが演られています。

一生さんの三世次は哀愁を漂よわせながらも
鋭い目つきが獲物を狙うが如く次から次へと
刃物より大量殺傷することのできる
「ことば」と言う武器を操り出世していきます。

自分の醜い顔と体、抱え百姓という身分の出である三世次は
自身の存在を嫌と言うほど自覚していました。

だからこその、三世次の生き方なのだと感じました。

三世次は自身の存在を周りから蔑まされ
優しく愛された事がなかったのでしょう
世の中への捉え方が歪むのも無理はないように思いました。

三世次が「全てを相対化した時俺は初めていくのだ」と
嫌がる遊女を相手に行為をしながら歌った時は
自身を自覚する三世次がそこに居たのです。



しかし三世次は出世し代官になったは良いのですが
自分が見えなくなるのです。

阿漕な年貢の取り立てをし、百姓出身の三世次が
百姓の期待を裏切るのです。

結局三世次は好きな女に自分自身を突きつけられ
しかもその女と交わる事もなく
自身と同じ出身の百姓達にとどめを刺され
最期を迎えます。

私は舞台を観ながら
「ああ!三世次!これで楽になるね!もういいよね」
と思うのですが‥

多分そんなに簡単なものでは無いのかもしれません。

私は不勉強な人間でシェイクスピア作品は「ロミオとジュリエット」
「ハムレット」「リア王」位しか読んだ事がありません。
シェイクスピアのパロディであることを全て気づいたわけではない
この私でも充分楽しめる舞台であり
しっかりとした骨組みの戯曲である事は言うまでもないのですが
こうやって思い出してみますと三世次の一代記というだけでは
腑に落ちない何かを感じてしまうのです。
まあ捻くらなくてもいいのでしょうが
まだ私には気がつかない何かがあるはずです。

「天保十二年のシェイクスピア」という戯曲を研究したくなります。
井上ひさしさんの本も読んでみたくなります。

又観たい‥





にほんブログ村 シニア日記ブログへ

にほんブログ村



mixiチェック
wxy812 at 21:10|PermalinkComments(0)

2019年02月25日

天保十二年のシェイクスピア!上演決定!!


2020年2月「天保十二年のシェイクスピア」

高橋一生
浦井健治を迎え上演決定

日生劇場でミュージカルミュージカルですって

すごーい

きゃあーありがとうございます

作:井上ひさし 音楽:宮川彬良 演出:藤田俊太郎

2019年冬前売り開始予定ぎゃっ

業務連絡でした







にほんブログ村 シニア日記ブログへ

にほんブログ村


mixiチェック
wxy812 at 23:36|PermalinkComments(0)