宮藤官九郎

2023年06月03日

あまちゃん!やっぱり面白い!

NHKBSプレミアムで、この4月から始まった「あまちゃん」は
2013年(平成25年度)4月1日から9月28日まで
第88作目の連続テレビ小説として
NHK総合及びNHKBSプレミアムにおいて放送されました。

当時、まだ元気だった母と私は
毎朝、のめり込むように視聴していたドラマでした。



えっ⁉あれから10年も経ってしまったの?と
時の流れの速さに、恐ろしさを感じてしまいます。

ちょうど2011年の東日本大震災から2年経たった頃で
ドラマの舞台が北三陸の架空の街が舞台で
しかも、震災前から震災後を描く話だと知り
とっても興味深く観ていました。

何と言っても、あのオープニングのテーマ曲の調子の良さは
忙しい朝バタバタと何かやっていても、聞こえてくると
テレビの前へ体ごと引っ張られてしまうような
力強さと楽しさに満ち溢れていました。

「じぇ、じぇ、じぇーっ!」という驚いた時に発する方言も
インパクトがあり、新鮮で印象的でした。

当時、能年玲奈と名乗っていた“のん”さんは
“天野アキ”というヒロイン役を
愛くるしく、とっても魅力的に演じていました。

アキの大好きな高校の種市先輩は
「おらとデートしてけろ」と言う可愛いアキの告白をけり
親友の唯ちゃんを選びましたが、私だったら絶対アキちゃんだな‥
と肩入れしながら、観ていました。

東京では表現できずにいた本来のアキの姿は
無理する事なく自然に、北三陸という場から発信されました。

アキは失敗しながら、躓きながら、模索しながらも
ぱっと閃いた感覚と共に突き進むので
周りを驚かせる事もしばしばです。



東京から北三陸にある母春子の実家への移住が
天野母娘へ齎したことは

アキに対して悪影響を与える言葉を投げていた母春子が
過去の自分と対峙する事が出来た事で改心した事と

アキが母春子から悪い呪文のよう投げかけられていた言葉によって
封じ込められてきた自分を解放し
本来の自分を表現できるようになった事なんでしょうね。

今再び、あまちゃんを観ていると
昨今、こんなに夢中になって観る面白い連ドラってあったかな?
と思ってしまいます。

宮藤官九郎さんの脚本ということで、所謂小ネタが
そこここに散りばめられていて、結構嵌り、共感します。
気持ちが弾み、先を見届けたくて、しかも郷愁にも駆られ
小気味好いテンポに乗って観ています。

何と言ってもあの、「潮騒のメモリー」ですよ!
盛り上がりましたよね当時‥

紅白歌合戦であまちゃんの出演者と共に
唯ちゃんとアキが歌ったあの瞬間
私の気分は最高潮に達したのを思い出します。

今回も「潮騒のメモリー」が再び私の体の中を廻ります。
家事をしながら「来てよ その火を 飛び越えて~♪」と
口をついて出てきます。


「あまちゃん」の放送終了後
能年玲奈さんは、バラエティー番組などに
一時、引っ張りだこのような気配をみせていました。

しかし、出演していた彼女は意外にも
とっても戸惑っている様子で、あらゆるインタビューに対して
器用に答えたり、振る舞う事が苦手のようで
周りの大人をアタフタとさせている様子を見ました。

私は、ああ‥こういう子なんだな‥と想い
別に、俳優さんなんだし
バラエティー番組で小器用に振る舞えなくてもいいんじゃないの?
と思いながら、彼女のこれからの活躍を
とっても楽しみにしていましたし
きっと、引く手あまたなんだろうなと、想像していました。

しかし何があったのか詳しく知りませんが
その後、“のん”とお名前を変え
思った程のご活躍を拝見できませんでした。

今回、再放送ではありますが
なんだか、とっても新鮮で夢中で観ています。

面白いですし、当時の能年玲奈さんの芝居が
天才的にすごいなぁ~と、改めて思います。






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2020年04月28日

高橋一生さんと宮藤官九郎さん

高橋一生さんと宮藤官九郎さんのお二人は
あくまでも私の視点からなんですが御縁があります。

2000年のTBSドラマ「池袋ウエストゲートパーク」は
宮藤官九郎さんの脚本です。
そして19歳の一生さんは
主人公の長瀬智也さん演じる真島誠の中学時代の同級生で
優秀でありながら高校を中退し引きこもりとなった森永和範役でした。
和範は誠に再会したことにより得意のパソコンを駆使し
情報収集に精を出し後に情報屋となり
ネットカフェをオープンするまでに至ります。


ちなみに一生さん演じる和範の母親役はキムラ緑子さんでした。
後のドラマ「僕のヤバイ妻」ではお二人は偽装夫婦役となります

2003年の映画「世界の中心で愛を叫ぶ」で
主人公の松本朔太郎の高校時代を森山未來さん
その親友の大木龍之介役が高橋一生さんでした。

そして大人になった朔太郎役が大沢たかおさんで
大人になった龍之介役が宮藤官九郎さんだったのです。
ちなみにこの時の共同脚本の一旦を担っていましたのが
坂元裕二さんでした。

にしましても皆さん想像してみて下さい。
高校生の高橋一生さんが
10年20年を経ると宮藤官九郎さんになる?って?‥

はぁ?‥ありえないだろうううがぁぁぁああ
映画で見た時「え!??」って納得するのに時間を要しました。

官九郎さん自身も
「一生くんが大人になったら俺になっていたんですよ?‥」
「一生くんいつまで経っても俺にならないもん」って
おっしゃってますやん

まあそれはいいとしまして
その後高橋一生さんは2006年の昼ドラで「吾輩は主婦である」に
夜のしずか(朝野匠)という作家役で出演してました。
主婦に文豪夏目漱石が乗り移るという設定の
このドラマの脚本が宮藤官九郎さんでした。
しかも一生さんの役柄のビジュアルが
まるで宮藤官九郎さんと見紛うほどで話題になりました。



そして2011年の「11人もいる」の脚本は宮藤官九郎さんです。
一生さんは第7話に外山謙介役で出演していますが
ここでも一筋縄ではおさまらない役で出演しております。
下のお写真は外山役の一生さんと真田メグミ役の広末涼子さんですが
実はこの二人交通事故の加害者と被害者なのです。
なんと真田メグミは外山の運転するトラックに轢かれ死亡しています。
享年30歳でした‥ってことは‥外山の横で腕を組んでいるのは‥

DSCF8186
            テレビ朝日 11人もいる

その後2017年の坂元裕二さん脚本「カルテット」では
一生さんと宮藤官九郎さんは同じ病室の入院患者という
シチュエーションで奇妙な縁の者同士の役でした。


家森論高と同室の男性は
巻真紀(松たか子さん)の夫巻幹生(宮藤官九郎さん)でした。
この時の偶然の出来事が後の偶然を装う出来事のきっかけ
ということになるのでしょうね。

最初に書かなければならないのに忘れていました。          
1999年にTBSで放送されましたテレビドラマ
コワイ童話シリーズの中の一作「親ゆび姫」がありました。
この作品も脚本が宮藤官九郎さんでした。
幼い頃から馴染んでいる童話を現代的にアレンジし
童話に潜む残酷性、猟奇性、猥雑性が表現されています。
宮藤官九郎さんにとってTVドラマ初単独脚本デビュー作でした。

高校の同級生である君島(高橋一生)を
好きでたまらない冴子(栗山千明)は
ストーカーのような行為を君島に繰り返していました。
そんな時冴子は得体の知れない男から赤い液体を手に入れます。
その液体とは人を小さくしてしまう魔法の液体でした。
そしてある日冴子はその液体を‥‥
君島役の高橋一生さんはこの時18歳です。
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物語の中の君島は出来事の捉え方がとても冷静です。

冴子に対する表情の変化がゾッとするほど冷徹で
相手に対する容赦ない様子が窺えます。
冴子といい君島といい若い人特有の残酷さが
リアルに現れていて印象に残るドラマです。

このドラマに八百屋さん役?果物屋だったかな?で
佐藤二朗さんも出演しています。

なのに二朗さんは以前Blank13の舞台挨拶で
一生さんとの初共演は医龍2だと思いこんでいた事が判明し
一生さんはがっかりして拗ねていましたよね‥‥




で、で、で‥何をかくそう!!クドカンさんは
大の田中麗奈さんのファンであることを
以前はばかること無く公言していましたが
御存知の通り一生さんと田中麗奈さんは‥‥そのう‥ねえ
なんか‥ねえ‥御縁があるんですよねえ

ということで以上業務連絡でした。



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2019年11月02日

「流星の絆」は大好きなドラマです!



家族三人で夫の実家に引っ越しをして
ダンボールの荷もまだそのまま積み重なっている
12月28日の仕事納め翌日の早朝
夫は救急車で病院へ運ばれ
翌年の葉桜が目に眩しい頃
あっけなく死にました。

そんな悲劇に見舞われた私は
気がつくと茹だるような夏の暑さを迎えても尚
死後の手続きやその他諸々の後始末に奔走していました。

その上夫の両親の介護手続き等も加わって
心も体もヘトヘトになりながらふっと気がつくと
私の周りを金木犀の香りが包むように漂う頃となっていました。

テレビを観る余裕などない私でしたが
第一話だという10月期のドラマをなんとなく
観ることもなく流して書類等の整理をしていたのですが
「獅子座流星群」という言葉に思わず反応していました。
その言葉が誘い水となり
私はそのドラマの中にすっかり入り込む事になりました。

それが「流星の絆」というドラマだったんです。


2008年の事でした。



「獅子座流星群」の大出現が騒がれた1998年は
マスコミも世間もこの話題にヒートアップしていました。
世間のムードにたがわず当時11月の流星群極大日の寒い夜
私達家族は地元の高台へ出向きました。
するとすでに100人以上と思われる人々が天体ショーを見ようと
集まっていたのです。

その時の在りし日の夫を含む家族の思い出が蘇ったのです。

「流星の絆」の設定ですと1993年秋の獅子座流星群を
小6の兄有明功一(二宮和也)と次男の小4泰輔(錦戸亮)
末っ子の小1静奈(戸田恵梨香)が
神奈川県の横須賀で洋食屋「アリアケ」を営んでいる
両親に内緒でこっそりと見に行く計画を立て実行しました。

そして‥‥

流星群を観て家に戻った三人が目にしたのは
変わり果てた両親の姿だったのです。

「流星の絆」は東野圭吾さんの同名小説を
宮藤官九郎さんの脚本でドラマ化したものです。
夜10時からのTBS金曜ドラマで
2008年の10月17日から12月19日まで放送していました。

「ハヤシライス」と
「大人になったら真犯人捜してさ、三人でぶっ殺そうな」が
キーワードのドラマでした。

実は宮藤官九郎脚本という事に気がついたのが5年位前の事でした。
本筋はシリアスなのに仕立てがコミカルだった原因が
ここにあったのか…と、なんとなく頷きました。

でも、だからこそシリアスな部分がより染み入った感がありました。

主題歌は嵐の「Beautiful days」
挿入歌は中島美嘉さんの「ORION」なのですが
今でも強く印象に残っていてふっと口遊む事がよくあります。
ドラマの内容と融合しすぎて例えようもなく切ない思いになり
今でも胸がキューンとします。

そして当時の自分の心境とも相まって
このドラマはなぜかずっと後を引いているドラマです。
金木犀の香りが漂う頃になりますと強く切なく思い出すのです。

現在放送中の朝ドラ「スカーレット」のヒロイン戸田恵梨香さんが
あの時の静奈ちゃんである事を思うと
この方はとっても良い役者人生を送られているなあと思います。

兄功一役の二宮和也さん
次男泰輔役の錦戸亮さんの活躍は言わずもがなです。






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2019年03月24日

世界の中心で、愛をさけぶ!NHKBSシネマ


BSプレミアム3月30日(土)午前0時15分~2時35分
NHKBSシネマで「世界の中心で愛をさけぶ」が放送されます。

2004年5月8日に公開された作品です。
当時平井堅さんが歌う主題歌「瞳をとじて」が大ヒットしましたよね。

監督・行定勲 原作・片岡恭一 脚本・坂元裕二、伊藤ちひろ

キャストは森山未來(大沢たかお)、長澤まさみ、柴咲コウ、山崎努
高橋一生(宮藤官九郎)、津田寛治、木内みどり、尾野真千子、杉本哲太

一生さんは森山未來さん演じる松本朔太郎の親友
大木龍之介の役でした。
龍之介は高校時代の夏休み
親友の朔太郎と長澤まさみ演じる廣瀬亜紀の二人を
恋のキューピット的な感覚で
モーターボートに乗せ無人島へ送り届けました。
しかし廣瀬亜紀はその無人島で白血病を発症してしまいます。

映画自体は大人になった大沢たかお演じる
松本朔太郎の視点で描かれており
現在の恋人を追って故郷四国を巡りながら
いろいろあった過去と向き合うと同時に
現在を見つめ直す‥というストーリーになっています。



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