望月彩子

2021年03月24日

天国と地獄~サイコな2人~最終回

ネタバレ注意

とうとう最終回を迎えてしまいました。

さあ‥どうなるんだろう‥とちょっと心がざわざわしました。

奄美行きのフェリーの中で東朔也は告白し亡くなりました。

河原を先頭に船内へなだれ込んだ警察と一悶着あり
彩子と日高は東朔也を陸に頼み河原達から離れます。

「捕まるならあなたが良かった。
何も二人して地獄へ行くことはありませんよ」
と言いながら日高は彩子に腕を差し出すのです。



そして、なんと!
犯人隠匿、証拠隠滅で彩子も河原に手錠をかけられてしまうのです。

しかし彩子は東が使用し日高が保有していた凶器の石を示し 
証拠を押収した自分が逮捕されるのはおかしい!と直訴します。

更に逃亡幇助を問われた彩子は
東と話をさせてくれるなら日高が東の所へ案内すると言うので
両者確保のため取引に乗っただけであり
警察に連絡をした時点で案内をやめると言われた事を
十九川捜査一課長と五十嵐管理官に証言します。

取り調べの内容が日高、八巻の証言と合致したことで
彩子は始末書だけで処分を免れます。

ポンコツ八巻も日高も彩子を守る事に成功しました。

しかし日高の場合東朔也が亡くなってしまった以上
証言する人がいないという事になります。

捜査としては東朔也を主犯と見る方が自然の流れでしたが

なんと!日高は3件の殺人全てを自分が単独でやったと自供したのです。


捜査一課長が自白を尊重し日高を主犯!とした捜査の指揮をとったため
彩子は焦り送致取り調べを申し出ますが却下され
河原が担当することになります。

しかし捜査陣全体の空気は捜査一課長の陣頭指揮に一瞬戸惑います‥

彩子は日高が自分を守っていると感じていました。
日高が送致されれば日高が彩子の体で関与した事が
探られずに済むからです。



彩子は日高を絶対に送致させない事を念頭に
がむしゃらに走って走って走りまくり覆せる証拠を探り始めます。

日高は河原の尋問に対し全て単独の犯行であるとし
他の誰にも及ばない完璧な自供を淀みなく繰り返します。

日高の自供を覆す決定的な証拠をなんとか確保しようと
殺害された田所さん宅の防犯カメラから抜かれていたSDカードを
東朔也が持っていなかったか陸に聞く彩子ですが
陸は日高に夢中な彩子に対し、らしくない嫉妬という感情から
東のSDカードを持っていながら「見たことないなぁー」
と切ないと嘘をつきます。

彩子と日高の間には入れ替わった事で
強い情の繋がりが生じていました。     
二人の様子を垣間見た陸は感じ取っていたのです。

彩子は東のアパート近くの防犯カメラに目をつけ解析を急ぎます。

日高に対する河原の尋問はとうとう彩子にも及んできます。
河原は彩子を「協力者」として位置づけ日高に問います。
日高はあくまでも全て自分が仕組んだ事として自供します。

アパート近くの防犯カメラの解析が進み
東朔也がネットカフェに立ち寄っていることが判明
彩子は一目散に駆けつけ店員に聴取すると
東は店員にSDカードのデータを消去してもらっていた事がわかります。

万事休す‥日高が犯人ではない事を証明する物証がなくなりました。

そして日高の供述確認が終わった‥と八巻から連絡が入ります。
このままだと日高の極刑は免れる事はないでしょう。
彩子はこんな最後になるのなら私と入れ替わる必要なんてなかったと
悔しさと怒りで立ち尽くします。

しかしそこへ熊本県警から着信が‥
そこには東朔也が自身の犯行を克明に自白する映像が流れていました。

彩子は間髪をいれず取り調べ室へと脱兎のごとく向かいます。

映像は東朔也のSDカードの事を彩子に問われながら
嫉妬感情で差し出せなかった自分を恥じた陸が
熊本警察に託した結果でした。

河原は独自の捜査で日高の自供が真実ではないことを
見抜いていました。

東朔也の不幸な生い立ちはやがて濡れ衣を着せられるような
負の連鎖を生み、理不尽な想いを余儀なくされます。     
その上病で余命幾ばくもない体となってしまう‥‥
殺人を犯すという行為は
「お兄ちゃんの声じゃないか?」と河原は言います。

朔也のような立場の弱い人間はいかにたやすく奪われ続けるか
そして立場の強いやつらもこういうふうに
自らが奪われることにもなる。
そんな事が東は言いたかったんじゃないのか
と河原は日高に突きつけます。

その兄朔也が発した声を惨めでかわそうだからという理由で
自分が全てやりましたと兄の声を奪う正義が
お前にあるのかとも問います。

「たかが女一人のために」と河原は付け加えます‥

取り調べ室へ到着した彩子は
日高の取り調べを河原から引き継ぐ事になります。

彩子と日高が入れ替わっことを署内では八巻以外は知らないまでも
河原も取り調べを見守っていた五十嵐管理官も
わかっていたのです。

日高が彩子を守り、彩子が日高を守ることを‥            



日高は東朔也のSDカードの映像を彩子に見せられてもなお
自分が犯人だと言い続けます。



「私は10歳の時警察官になろうと決心しました。
学校で濡れ衣を着せられたからです。その私が誰かが濡れ衣を
着ていくのを見過ごしていいと思う?もしこれを見て見ぬふりをしたら
私は私の正義をなくす。もう警察官をやるべきでないと。
自分で自分に引導を渡すことになる。警察官は続けられない。。
同じなのよ。どっちだってやめることになる。
したでしょこの話。頭いいくせに
どうしてそんなことも分かんないかなあ!
あなたは私だったくせにどうしてよ?私に私の正義を守らせて。
私を守りたいと思なら、あなたは私のために
本当の事を言うべきでしょう!
日高陽斗。やったのはあなたじゃありませんね?違うわね?」
「はい」

あああああー!
「あなたは私で、私はあなたです」‥‥‥‥‥‥か~‥


息を詰めてこのシーンは観ました。
二人の想いが胸に迫り目頭が熱くなりました。

陸は「ナッツはね駅の向こう側のスーパーのほうがお買い得だから
面倒でもこっち側のスーパーで買わないで!152円も違うんだよ。」
「それだけは絶対忘れないで」と言い残し帰っては来ませんでした。
‥陸‥‥うーん‥   
心底彩子を好きだった陸がいじらしい‥です。



日高は実刑3年。
彩子はお手柄とやらかしの差し引きで警察学校へ‥
そしてなぜか八巻も一緒に‥‥‥‥


考えてみれば八巻こそ彩子の理解者なんですよねぇ‥

その後日高は出所し、年月が流れたある満月の夜。
彩子と日高はあの歩道橋で久しぶりに会うのです。

日高はプレゼントが入っているような袋を彩子へ渡します。

中には日高の母の形見だというあの奄美の丸い石が‥‥
血に染まっていた石はピカピカに磨かれていました。

彩子は袋から出した石を満月の光にかざします。
すると密な花弁を持つ花のような陰影が浮かび上がるのです。

「これがシヤカナローだったりして」と彩子は陰影をみて言います。

日高は、あの入れ替わりは母の願いだった気がすると言います。
「際限なく間違っていく息子達をなんとかしてくれと
母があなたに頼んだんじゃないかと思うんです。ちゃんと
有るべき姿に戻しくれって。入れ替わったのがあなたで良かったです。
だからほんとに、ありがとうございました」と礼を言い頭をさげます。

彩子は複雑でしょうね。でも日高からの連絡は待っていたはずだし
逸る気持ちで歩道橋へ来た事は否めません。
「私はありがとうとまでは言えないけど
まあでも、あなたで良かった」と‥

「さようなら」と彩子は石を日高に返し
それぞれもと来た道へ二人が踵を返した途端!

なななななんと!お互い自分に異変を感じ‥‥

すると、あの「彩子」が‥
「とりあえず今お勤めどちらですか?」だって!

入れ替わった?よね‥

日高の母親が又そうさせたのか?
それとも‥

あの奄美の丸い石は転がって戻って来る縁起の良い石なんですもの‥

これって、「めでたしめでたし」で良いのでしょうか?


あなたは私で私はあなたなんですものね
体を共有した男女に通い合う情は
窺い知ることの出来ない
究極の「愛」なんでしょうね‥

その人の中に入ってその人の環境に入って
はじめはパニックですが受け入れると
その人がわかってきます。心も体も‥‥‥‥

私も日高と入れ替わりたい





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2021年03月15日

天国と地獄~サイコな2人~第9話

ネタバレ注意

とうとう第9話まで来ました。
15分拡大!観ました!

歩道橋の階段落ちで2人が入れ替わったのは満月の晩でした。
そして2人は再び同じシチュエーションで階段から転げ落ち
元に戻る事ができました。

驚きました!日高陽斗の変化たるや
すでに可憐とさえ感じ始めていた「日高」とは全く別の趣です。
転げ落ち気を失い覚醒めた時の警戒するような鋭い視線‥

そこにいるのは日高が持つ極上の優しさから生じてしまった
兄を守ろうという決死の覚悟で挑まねばならない日高陽斗の姿でした。

‥恐るべし高橋一生!

「彩子」にしてもそれは同じことで
仕事にどん詰まり、手柄を上げる事に躍起になる
ちょっと融通のきかない猪突猛進型の捜査一課の刑事に戻っています。
そこには日高陽斗の影すら見当たりません。

しかし、以前の彩子とは明らかに違っていることは一目瞭然です。
相手の気持ちを慮るという様子が見て取れます。
風紀委員的な融通の効かなさは薄れています。

歩道橋まで追いかけてきた河原刑事に
会話の一部始終を聞かれた日高と彩子は何とか振り切り逃げます。

彩子は日高と東朔也を会わせてから2人を逮捕するつもりでした。



逃走中、日高と彩子はお互い元に戻った体で色々話すのですが
きれいにマニキュアが施された爪を見た彩子は感激し礼を言います。
日高は「一応人様からお預かりしていた体なんで」
と言うわりに陸を誘惑し一線を超える関係になったのはなぜ?


病院を抜け出した東朔也と陸は行動を共にしていました。
東朔也の発案で双子の弟日高陽斗と自分を産んだ母親の故郷である
奄美へ向かう事になります。

病に侵された東朔也の体の状態は傍目にも深刻です。

それにしましても渡辺陸は包容力と同時に
人間的な深さを感じさせる魅力的な人物だと想います。
回を追うごとに私の中でだんだんと存在感が増してきました。


彩子と日高は陸からの情報で奄美便のフェリーに乗船しました。
その船上で日高は彩子に全てを話します。


二卵性双生児の日高陽斗と東朔也は
両親の離婚で離れ離れとなりましたが
偶然にも東朔也は清掃会社から日高のオフィスビルに派遣されます。
そしてある出来事により日高陽斗と知り合い、仲良くなります。

2人は小学生の時歩道橋で会って以来の再会を果たしたのです。

その再会により日高陽斗は東朔也が兄である事を知り
東朔也から自分が知り得なかった現実を知らされます。
その上兄は病に冒されており余命幾ばくも無い事も聞かされ
運命とは言え、それぞれが置かれた場の落差を想い心を痛めます。

日高は東朔也を母の郷である奄美に誘いますが
出発の前日東朔也は認知症を患う父親から奄美行きを詰られ
玄関前でもめている最中、父親が階段から転落し、亡くなります。


「お前が15分早く生まれてくりゃぁ!
お前の人生は俺のもんだったんだよー!」という兄東朔也の言葉は
日高陽斗の心に深く刺さった事はいうまでもありません。

自暴自棄となった東朔也は自殺した十和田元のアパートから持ち帰った
漫画に描かれていた殺人の実行を仄めかし
歩道橋に殺人予告の赤い数字を描いて日高に知ら占めます。

気がついた日高は東朔也が置いていったリストの名前から
数字を割り出し見当をつけ慌てて現場に駆けつけます。
が、既にそこは血の海となっており日高は驚愕します。

床の片隅に血に染まった凶器の石、日高の会社の洗剤サンプルQ
清掃用防護服等が整然と置かれていました。

それを見た日高は兄が自分の共犯になるか
又は赤の他人として通報するのか、と迫るのを感じました。

15分違って生まれれば自分がやっていた事‥と日高は想い
兄朔也が日高を共犯と目し用意した防護服を身に着け
現場に置かれていた自社のサンプルQで綺麗に磨き上げ
証拠を出来得る限り隠滅したのです‥‥


日高は全て言い終わると
「あなたは正しい。
きっとあなたに捕まるためにスイッチさせられたんですよ」と
彩子に向かって言います。

奄美行のフェリーに日高、彩子、陸、東朔也の四人は乗り合わせ
とうとう顔を合わせる事になります。



そして‥‥彩子は東朔也を殴り、諭すのです。
「あんたはクウシュウゴウなんかじゃないんだからね!
ちゃんといるんだからね!あんたのこと好きで心配して
そうやって守ってやろうって人間が!!あんたのためなら
犯罪者にでもなってやるって人が!」「え?‥」
「そんな人がいるのに!いるのにいないとか
寝ぼけたこと言ってんじゃないわよ!
わたしはあんたを哀れんだりしない。
今までどんなひどい目に遭ってきたとしても
どんな人生だったとしてもこんなに想ってくれる人を
叩き落とせるなんて!あんたは正真正銘のサイコパスだから!」と
言い放ちます。

ここは観ていてのめり込みました。
私も一緒に言っているような気分になり涙目になり興奮しました。

彩子を刑事と知った東朔也は薄れるような意識下で立ち上がり
「悪いのは俺で、こいつは何も悪くないんだよ!
な、何とかできないか?
俺はどういう殺され方してもいいからこいつだけは‥」

「だったら!!はじめからこんな事すんじゃねえ!」
と彩子は渾身の力を込め言い放ちます。

あああ~!本当にそうですよ。心の底からそう想います。

そして‥‥とうとう東朔也は息絶えます。



奄美には河原が手配したパトカー、警官が総動員され
河原を先頭に船内になだれ込んでくるやいなや
日高は近くにあった果物ナイフを彩子の首に向け
下がるように要求し、その場から離れます。

そして彩子に手錠をかけてもらうのですが
追いかけてきた天敵河原から彩子にも手錠が‥‥あああ~!!



どうなるっちゅうの!!??いったい?

真犯人の東朔也は亡くなり、日高はどうやって
全ての出来事の成り行きを証明したら良いのでしょう?

東朔也が現場に落とした日高の乳歯‥なんとかならないの?


この物語って額面どおり受け取っていてよろしいのかしら?

何か、何かがひっかかるんですよね‥





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2021年03月02日

天国と地獄~サイコな2人~第7話

ネタバレ注意

にわかに出てきた「東朔也」という名前‥新月なり‥
その存在が全ての鍵を握っているのだろうか。



記憶喪失を装う「日高」に対して福岡の日高の父満は
あの歩道橋の手紙の主は「東朔也」という人物で
陽斗の二卵性双生児の兄である事を説明します。

日高の母親が陽斗を連れ満と再婚した後
元婚家の東家は四方という男に負債を背負わされ困窮状態でした。

援助を申しでた日高夫婦は、残してきた朔也を
引き取ろうとしましたが断られ、陽斗の兄朔也は東家の零落と共に
福岡を離れ東京へと流れていったというのです。

弟がいることを知った兄朔也が福岡を離れる前に
弟の陽斗に会いたくて下駄箱へ入れたのがあの手紙でした。

陽斗と朔也は午後3時を回ったあの歩道橋の上で
上顎の乳歯がほぼ同時に抜けたのです。
抜けた乳歯を丸いケースに入れて集めている陽斗は
抜けて落とした乳歯を必死に探していましたが見つからず
歩道橋へ来て偶然上顎の乳歯が抜けた朔也の乳歯をもらいます。

陽斗の乳歯はというと朔也の靴の裏のガムにくっついていたのです。
朔也はその歯を大事そうにポケットにしまいます。
ふたりは歩道橋で抜けた乳歯を交換して別れたのです。

DSCF0958
            TBS「天国と地獄」陽斗の乳歯ケース

河原、幅の両刑事は自殺した十和田元のアパートを清掃した
特殊清掃作業員から「アズマ」という作業員が
十和田が描いたという「暗闇の清掃人Φ」という漫画原稿を
「俺みたいな奴が主人公だから」という謎めいたことを言い残し
持ち帰ったことを聞きだします。



そして「彩子」は謎の行動を始めます。
署のパソコンに向かいある人物の死亡届の検索をしているのです。
名前は「東朔也」‥そして‥
大火事で大勢の犠牲者が出たニュースを見た途端
現場へ直行し横たわる何人もの焼死体の煤け爛れ縮んだ右掌を
開いて見て廻ったのです。


奄美の宿の主人が
壁に貼った日高の写真を見たリピーターの客が
この人は「東朔也」と名乗っていたという事を聞き留め
「日高」に連絡してきました。

「日高」は陸とロッカーの品物を前に考えていました。

陸が漫画のタイトルのΦは漫画に因んだコードネームのようなもので
これが「東朔也」ではとの仮設をたて
「日高」はそれをはっきりさせるには
まずクウシュウゴウを確保することだと考えます‥

陸に歩道橋の数字消しのバイトを依頼するクウシュウゴウが
数字が消された後に代金を振り込む事に注目した「日高」は
クウシュウゴウが陸の仕事の成果を
歩道橋に来て目視してから振り込んでいるという仮設をたてます。

「日高」は歩道橋に数字の9を描く仕事を
クウシュウゴウらしき男から依頼された男も呼びつけ
彼に仕事の依頼をした男の右掌にほくろがあった事を聞き出します。

「日高」は初対面である八巻と陸を引き合わせ
陸が数字を消した後の歩道橋でクウシュウゴウを3人で張り込みます。

そして‥夕闇の中その場に来たのは「彩子」でした。



陸は歩道橋で4を消す作業をしている最中
陸が「師匠」と呼ぶバイト仲間の湯浅が
あの歩道橋に偶然?通りかかった事に対し
引っかかりを感じていました。

陸は湯浅に会いに行きます。
湯浅は右掌に包帯を巻いていました。
2人は酒場で飲み外に出て夜風にあたった途端湯浅が倒れます。
どうやら湯浅は体を病んでいたようです。

そして「彩子」は東朔也が病院へ運ばれたという連絡をうけ
病院を目の前にして署から連絡があり
猟奇殺人の現場へ直行しろとの指示を受けます‥‥




あああ~!!今日の天国と地獄を見たら
「東朔也」は陸が師匠と呼ぶ湯浅なのか?と思えてくるし
そうなると湯浅は東家に負債を負わせ窮乏生活にさせた人物への復讐を
誰かと組んでやっているということなんですか?

偶然それを知った日高陽斗は東朔也の所業の後始末のような事を
するようになったのかもしれない‥


それにしましても‥
一生さんが‥一生さんが女の子にしか見えなくなってきたぁ‥



注・ここで表記する「日高」は日高の中の彩子で
「彩子」は彩子の中の日高のことです。




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2021年02月22日

天国と地獄~サイコな2人~第6話

ネタバレ注意

「日高」は「明日3時。学校のそばの歩道橋で待ってます」という
子供の頃の手紙の差出主『歩道橋の女』が鍵を握ると考えます。
そうでなければ日高が手紙を隠す必要はないと思ったのです。

日高が手紙の事を誰かに話しているのではないかと
「日高」は秘書の五木や妹の優菜に探りをいれますが
手応えはなく優菜が父親に聞いてみたらと提案します。



差出人が書いていなかったのに
『歩道橋の女』と決めてしまうのは早急なのではとも思いますが‥



一方捜査一課の河原、幅の両刑事は3年前神奈川で起きた
一回目の猟奇殺人被害者一ノ瀬正造さん殺しで
証言をしたという人物戸田一希という女性を見つけます。

聞き込みにより彼女は勤め先のトレーニングジム会員の
個人情報を売買してクビになっていた事がわかり
しかも売買した情報の中に殺された一ノ瀬さんの
情報があった事も突き止めます。

彼女は売買の相手がもし一ノ瀬さん殺しの犯人だったら
自分も捕まると思い一ノ瀬さんを尾行していた男を見た
という嘘をつきでっち上げの人物の目撃証言をしていたのです。

売買の相手とネット上でやり取りをしており
その相手がΦのマークを使っていた事を覚えていました。
金銭のやり取りを記帳した通帳も河原刑事に差し出します。

入金欄にはクウシュウゴウという名が‥

登録情報開示報告書からクウシュウゴウは十和田元(トワダゲン)
昭和42年10月8日生まれの53歳である事が判明します。

images (2)


九十九から司法取引を持ちかけられた八巻は
日高が人を殺すのは新月の晩であると聞きます。
八巻が半信半疑で調べると正に九十九の言う通りなのです。

そして新月の日「彩子」は熱があるとコロナを匂わせ署に連絡し
欠勤します。濃厚接触者の八巻も自宅待機を言い渡されるのです。

八巻は「日高」に連絡し全てを話します。
「日高」にも「彩子」から発熱の連絡が入っており
今日が新月の夜であることから「彩子」は2人を足止めし
もしかしたら今頃誰かを殺す準備を‥との想像が広がり焦ります。


「日高」は次の犠牲者はリストの中にいると確信し
陸に連絡して例の付箋の挟まるロッカーを探すよう託します。
バイト仲間の湯浅が調達してくれた大勢の人員に
「日高」から預かったバイト代を渡し、見つけた人には10万円という
にんじんをぶら下げ見事に探し出すことに成功します。


DSCF0733


八巻と例の歩道橋に来た「日高」は
歩道橋の壁に赤い塗料で
と描く男に遭遇します
男は池袋で40代位のオッサンから日が落ちる前に
赤でと描くように雇われていました。


「彩子」はバスの中でリストにあった久米正彦の妻朝子に
渡りをつけ、立ち上げたばかりのクリーンサービスを装い
屋敷に入り込みます。そして何故か2階の窓を開け立ち去るのです。


陸は探し当てたロッカーの中にあったリストを「日高」に送信します。

一緒に入っていた例の漫画を読んだ陸は
「ミスターXの指令を受けたΦという青年は
法では裁けない悪い奴を殺していくんだけど
ミスターXからの指令が数字でくるんだ」と「日高」に伝えます。



そして9‥リストの中から久米正彦に目をつけます。

ピンポンダッシュで久米夫妻の安否を確かめた
八巻と「日高」は張り込みます。

が‥その様子が多分‥近くまで来た
犯人と思しき人物に察知され逃げられたようなのです。

しかし‥久米正彦の家にはすでに「彩子」が‥
例の白いフード付きのスエットスーツで身を覆い
就寝中の久米正彦に馬乗りになり白い布を顔に強く押し当てます‥


えっーっ!!!!??やめてーっ!!

黒装束で屋敷の塀から飛び降りた「彩子」を見つけ
「日高」は全速力で追うのですが、素晴らしい走法で走る
「彩子」に「日高」は追いつくことができません。
彩子の身体能力恐るべし!

彩子はもどかしく、日高はさぞかし小気味良かったでしょうね。

もしかしたら屋敷の中は血の海‥?と八巻と「日高」は想像します。

そして‥‥‥

な!なんと!早朝ウォーキング姿の久米夫婦がお揃いで
門から出て来たのです!

あ~~~ほっとしました


そして‥陸に仕事の依頼が来るのです。
また、あの歩道橋の赤い数字を消す仕事でした。
実はこれでに続き3回目だったのです。
依頼者はクウシュウゴウということがわかります。
偶然なのか‥??



そして河原、幅刑事の2人組は不動産屋で
十和田元が自殺している事を知ります。
折り合いの悪い親族に変わり不動産屋が頼んだ特殊清掃の業者から
十和田元の遺品は処分してしまったが
東という人間が遺品の中から漫画を持ち帰った事を聞き出します。


そして「日高」の元へあの奄美の宿の主人から電話が入ります。

リピーターの青年が宿の壁に貼ってある日高の写真を見て
以前同宿になって話をした事がありその時は日高ではなく
『東朔也』と名乗っていたというのです。

東朔也‥なんだろう???にわかに降って湧いたこの名前‥

捜査第一課でパソコンに向かう「彩子」‥
その画面にも東朔也という名が打ち込まれていました。

今回はいつもに増して盛りだくさんです。てんこ盛り!

ああ!!!カオスだ!!


注・ここで表記する「日高」は日高の中に居る彩子で
「彩子」は彩子の中に居る日高です。



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2021年02月15日

天国と地獄~サイコな2人~第5話



彩子が利用しているロッカーの鍵を先輩に偽造してもらった渡辺陸は
ロッカーの謎の品物と共に「日高はるとさま」宛の手紙を目にします。
「彩子」と「日高」の秘密裏の動きを感じた陸は「日高」に会います。

陸は手紙の事を「日高」に尋ねるのですが
手紙を読んでいなかった「日高」は忘れたはふりをします。

再び陸に会った「日高」は入れ替わりの事実を陸に打ち明けます。
強い違和感を抱いていた陸は霧が晴れたような気分になり
大変な事実にも関わらず納得します。

そして「明日3時。学校のそばの歩道橋で待ってます。」
という手紙の内容を彩子は陸から聞き取ります。

なぜ子供の頃の手紙を日高は隠し持ち続けなければ
ならないのでしょうか?

そんな中日高の会社コ・アースは警察しか知り得ない事実が
SNS上で拡散しネガティブ・キャンペーンの憂き目に会っていました。

翌日間髪を入れず大手業者バイスターが買収の話を持ちかけてきます。

しかしクライアントに出回っているという
日高が『反社』と繋がっている証拠写真を見た「日高」は
その写真が合成でありしかもレンズの傷の特徴から
昔ボストンで日高と共同研究をしていた
友人九十九聖(中尾明慶)から見せられた写真の特徴と
似通っている事に気がつきます。



当時ボストンでおきた連続殺人の事で九十九は現地警察から
日高の事を聞かれたことがあると言っていました‥

営業取締役の富樫は九十九にはメリットがあること気がつきます。
特殊洗浄剤バニッシュワンダーの製造に関する特許は
日高と九十九が共同で持っており
コ・アースを追い込み同業他社に買い取らせて
バニッシュワンダーをその会社から別商品として売り出す際に
特許の申請者を日高から九十九にすれば
九十九自身に莫大なお金が入る図式が浮かび上がるのです。

警察しか知り得ない情報を流していたのはポンコツ八巻でした。
情報提供者ということで逆に九十九に抱き込まれた八巻は
自覚なく情報を漏らしていたのです。

九十九がなぜここまでの事を?と疑問を投げかける「日高」に対し
「彩子」は九十九という男は何をもってしても
追い抜く事のできない日高という存在に
マウンティングを仕掛けてきたという見解を述べ
「男は嫉妬と面子の生き物」だと半沢直樹で散々やっていた事を
クールにかまします。

どうやら日高は日曜劇場「半沢直樹」を視聴していたようです。



「彩子」と「日高」は結託し九十九のギャンブル好きという弱点をつき
敢え無く「彩子」は常習賭博罪で九十九を逮捕します。

それにしましてもドレスアップした綾瀬はるかさんのお美しいこと!
「彩子」のお化粧好きが功を奏し妖艶さが漂っていました。

「彩子」と「日高」のまるで男女バディドラマのような活躍の裏で
違法捜査により資料室へ飛ばされた捜査一課の河原と幅刑事の2人は
連続猟奇殺人事件の発端となる3年前の事件で
目撃証言をした人物に当たります。


事態は混沌としてきました。
日高は誰かを庇っているのだろうか?
事件が起きるのは新月の夜‥という規則的な決まりがあり
それを日高は察知し、動いているような気がします。

そして歩道橋というキーワードが浮かび上がります。

日高宛の手紙に書かれている歩道橋
2人が入れ替わったのも歩道橋
殺人の予告も歩道橋
日高がいつも行く場所も歩道橋
全ては歩道橋からはじまった?

日高の生い立ちと家族も気になります‥

うーん‥それに
第1話の初っ端、まだ日高と関わる前の彩子が奄美の海岸の夢をみて
誰かに丸い石で襲われる怖い夢を見たのはなぜ?

不思議ですよね予知夢?だったのかな‥‥

尽きません‥‥

注・ここで表記する「日高」は日高の中に居る彩子で
「彩子」は彩子の中に居る日高の事です。





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wxy812 at 17:59|PermalinkComments(0)