満島ひかり

2020年04月05日

坂元裕二朗読劇2020は公演中止となりました



ああ!なんてことなんでしょう!
あんなに楽しみにしていた坂元裕二朗読劇が中止です。
やっぱりって思いますが
3月の公式ホームページ先行抽選で当選して大喜びした時点では
まだ一ヶ月近く先の公演日でしたので
コロナウイルスもなんとかなるのではと
ささやかな希望を抱いていました。

ああ本日とうとう中止と決定致しました。

がっかりはしていますがこのご時世です十分納得はしています。

役者さんも観客も安全であるべきです。

以前このブログにも書きましたが
高橋一生さんの「不帰の初恋、海老名SA」等の
坂元裕二朗読劇を夢にみていた私は
満島ひかりさんと森岡龍さんの朗読劇「不帰の初恋、海老名SA」が
海老名で開催されることを知り昨年3月29日に観に行きました。
あれから正に一年です。
もちろんあの時もとっても満足でしたが

あれを一生さんと酒井若菜さんで楽しみたかったのです。




念願が叶う一歩手前でしたが
未曾有に近い出来事が勃発してしまいました。

また落ち着いた時間が流れるようになり
朗読劇の開催が決定しました折には
再びチケット争奪戦に参戦する所存です。

ただしその時私が生きていればの話です。

当たり前なんて無いですよね。

何が起こるかわからない一日一日を命があればこそ
有り難く臨機応変に生き抜く事が大事ですね。






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2020年03月19日

NHK朝の連続テレビ小説に思うこと



NHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」もあと1週間ちょっとで
終了してしまいますねえ‥
半年ってあっと言う間ですね。
スカーレットの役者さんが最高でしたし
脚本がとっても良かったです。

歴代の朝ドラをコンスタントに観ていたわけではないのですが
2011年の「おひさま」から現在の「スカーレット」までは
怠り無くずっと続けて観ています。

きっかけは「おひさま」の舞台が
母の里、長野県の松本と安曇野だったからです。
予告を見て楽しみにしていた「おひさま」ですが
あの東日本大震災で開始が遅れたという記憶が
昨日の事のように思い出されます。

また高橋一生さんが満島ひかりさん演じる育子の
初恋の人上原秀雄役ということで出演したのも忘れられません。

東京大空襲で育子を助けたために重症を負ってしまい
育子に「恋したんです」と告白し亡くなってしまう
医学生の役でした。
たった2話だけの出演でしたが
私にとって「感謝感激雨あられ」でした。


そして2017年の「わろてんか」はいわずもがな
高橋一生さん演じる伊能栞を思い出すと
松たか子さんが歌う主題歌「明日はどこから」が自動的に
私の頭を駆け巡ります。はぁ~栞様ぁー!

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小学生の夏休みにも朝ドラの思い出があります。

夏休みは松本にある母の実家へ必ず逗留していました。
祖母と祖父が私達がまだ寝ている間に
お蚕さん用の桑の葉を摘んで
お蚕部屋の棚へ敷き詰めるという作業を終えた後
皆で朝食を摂るという決まりになっていました。

一番古いNHK朝の連続ドラマの記憶は、祖母が観ていた
「うず潮」だったと想います。

その後、夏休みで松本へ逗留するたび
朝の食卓は「おはなはん」その次は「旅路」と続き
「びっくりしたずら‥」「へっ!たまげたなぁー」などと
祖母はドラマを観ながら信州なまりで色々感想を述べていました。
明治生まれの祖父母の記憶が蘇ります。

そして1993年前期の「ええにょぼ」は
登校拒否気味の長男と観ていた記憶があり
思い出しますとなんとなく胸がジワッと縮むような感覚になります。

小学校の低学年でしたが長男は朝ドラを私と同等に観ていました。
毎日の事なので今日見たら明日が気になりますものね。


「おかあさーん!はじまったよ!」という長男の声を
複雑な想いで聞いていたあの頃‥‥様子が蘇ります。

いろいろな事がありましたが
長男は結婚しあの頃の長男とそっくりな
小学生の男の子の父親になっております。

連続テレビ小説は見始めますと朝のリズムの中に
しっかりと組み込まれ、明日に繋がり
いつの間にか糧になっていたりします。

私は結構観ていた方かなぁ?

でも日本に居住していれば
どこかで朝ドラとの縁があるかもしれませんよね。

そうだ!日本だけじゃないです!
昔シンガポールを旅した時テレビをつけると
「おしん」が放送されていてびっくりしました。
海外でも放送されていますよね。

昔の作品を思い返してみますと
その頃の生活の様子も同時に思い出されます。
月曜から土曜日の朝8:00~8:15
午後12時45分~13:00まで放送ですし
最近はBSプレミアムでも放送されています。

自分の生活のリズムに合わせて観る事が出来ます。

老母などは心の糧のようにもなっている様子が見て取れます。
明日も観られると思うから今日観るという心情のようです。
一週間先でなく明日も続きが観られるという即行性の積み重ねが
生活のリズムを導いてくれているような気がします。

明日も観られるかな‥観られるという事は
この上無く幸せなことですよね‥つくづく思います。




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2019年12月27日

カルテットをBS-TBSで!お正月に観ましょう!



2017年1月期にTBSで放送されたドラマ
カルテット全10話が
2020年1月2日、3日、4日、5日の午後1時から
BS-TBSでガッツリ放送されます


ご存知脚本は坂元裕二さんキャストは
松たか子さん、満島ひかりさん、高橋一生さん、松田龍平さん他

1月2日は第1,2話、3日は3,4,5話
4日は6,7,8話、5日は9,10話です嬉しいです。

やっぱりカルテットは
寒い時季に観るといいです


ある日偶然 ‥?カラオケ店で出会った30代の男二人女二人の男女4人‥
しかもこの4人は全て演奏者という2重の偶然が‥‥?

そしてなんと、この4人がなぜか軽井沢の別荘で
共同生活をすることになるのです‥

冬の軽井沢で男女4人が繰り広げる
切なく苦しく愛しく狡くそして不器用な物語です。

一回観てしまうとまた観たくなるドラマです。

一回目では気がつかなかった伏線に気がついたり
坂元さんが紡ぐ言葉の持つ優しさに気がついたり

口の中でコロコロと色が変化する変わり飴のように
刹那的変化を遂げる人の心の様子に驚いたり‥

気がつくと中毒のようになっていて一定期間経ちますと
どうしても又観たくなります。

何よりも登場人物達が己の動き廻る心と
折り合いをつけようとする過程にもどかしさを感じます。

しかも人は折り合いをつけたと思っても又すぐに同じ道へ入り込み
辛さを再び味わう不器用な生き物であることを
この物語を観ていて理解できました。
そんな人間だからこそ他者の気持ちをより強く察知する感覚が
研ぎ澄まされていくのでしょうね。

だからこそますます生きる事に不器用になるのかもしれません。

それでも意外に人間はめげないものです。
悲しくても泣きながら食べて人と会話をすることができれば
目の前に続く凸凹道をなんとか歩んでいけるのだという事を
示してくれるドラマです。

人間は案外したたかのようです‥








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2019年11月15日

カルテットでピェンローを知りました



2017年の1月期のTBS火曜ドラマ「カルテット」は
坂元裕二さん脚本で松たか子さん満島ひかりさん
松田龍平さん高橋一生さんという豪華キャストで放送されました。

「大人のラブストーリー✕ヒューマンサスペンス」というのが
キャッチフレーズです。
ある日「偶然 」?に出会った4人の男女が軽井沢で送る共同生活とは‥
しかし「偶然」は装いに過ぎなかった事が後に露呈します。

当時はこのドラマに中毒性があるなんてつゆ知らず‥
まるでおしゃぶり昆布のようなドラマであることを
終了してから気がつくのでした。



このドラマは食事の風景が頻繁に登場しており
あの唐揚げとレモンの鬩ぎ合いの場面は有名ですが
家森諭高の作ったピェンローも印象的でした。

すずめちゃんが鍋から長ーい春雨を箸で持ち上げるたびに
家森がキッチン鋏で切ってあげていたあの鍋です。

チラッと見には白菜と肉と春雨の鍋か?位でしたが
友人はあの鍋はピェンローに違いないとの見解でした。

後に一生さんご自身がマイブームだったようで「ピェンロー」と
頻繁におっしゃるのをメディアで見聞きしました。


ピェンローは適当に作るとどういうわけかあまり美味しくありません。
妹尾河童さんのレシピに
少しだけアレンジを加えたこちらのレシピどおり作れば
実に味わいのある美味しいピェンローになること間違い無しです。

鍋嫌いの老母が汁まで飲み干しているのを見て
びっくりしました。
「出汁が特上だね」と満足度が高い様子でした。

ほんっとに美味しいですよ

干し椎茸は早めに戻しておくことを忘れずにね



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2019年03月30日

詠む読む!満島ひかり、森岡龍!観てきました!

昨日、海老名市文化会館へ
  
   『全国へゆこうか!朗読ジャーニー
        「詠む読む」
~坂元裕二の詠む言葉と 満島ひかりは読む旅にでる~』
     「不帰の初恋、海老名SA」
詠む人:坂元裕二  読む人:満島ひかり 森岡龍

観て聞いてきました
「詠む読む」の旅は表題にもなっている
海老名から出発ということですね。
しかも登場人物達が中学時代を過ごした思い出の界隈です。

海老名市文化会館の小ホールは335席だそうで
こじんまりしていて朗読劇にもってこいの広さだと思いました。
落ちついてゆったり楽しむことが出来ました。

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朗読劇「不帰の初恋、海老名SA」は
手紙やメールのやり取りのみの構成となっています。

舞台の上には椅子が4脚置かれていました。
葉山ガーデンの椅子だそうです。

会場が真っ暗になり満島ひかりさんと森岡龍さんが
静かに現れ手前の2脚の椅子にそれぞれ座られました。

スポットライトが当たりますと
滑るように「玉埜です。返事をくださいと
書いてあったので返事書きます。」と始まりました。

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玉埜広志と川崎明希の往復書簡‥
中学時代図書室の分厚い「ホロコースト」の本を借りたのは
学校設立以来32年間でこの二人だけでした。

人間は残酷で不条理な世の中を生きていかなければなりませんし
世界のどこかで起こる不幸も無関係ではないのです。
自分自身がいつどんな渦の中に巻き込まれるかわかりません。

ちょっと一歩引いた場所で朗読劇を眺めて見ると
絶望の縁に立っても、辛く悲しい時でも
私達はご飯を食べて生きていかなければならないのだな‥と
いうことを強く想うのです。

坂元裕二作品にはどんなに辛く悲しい時でも
食べ物の事や、ご飯を食べる場面の描写が多くあります。
今回の「不帰の初恋、海老名SA」でも‥

「海老名SAのしょうゆラーメンにコショウを全面的にかけたもの」
「トマトとバジルのイタリアンハンバーグセットの大盛り」
「ラーメンよりもうどんや蕎麦よりもにゅうめんが好き」
「コーヒー牛乳とホットドッグ」
「ぶりの照焼定食と豚汁」
「御飯と味噌汁」
「高原のぶどうソフトクリーム」
「フランクフルトにカラシをたくさん付けたもの」
「チャーハンをおかずにしてご飯を食べる」
「鯵の素揚げとポーク餅という
フランクフルトに餅を巻いたようなもの」
「キュウリにハチミツをかけるとメロン味」
「お弁当にミニ惣菜を2つ付けて食べた」
「ナポリタン」「焼き肉」「シュウマイ」と盛りだくさんです。

ふっと坂元作品の「カルテット」でのあの言葉がよぎります。

『泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていけます
父の危篤を聞いても病院へ行く事をしぶるすずめちゃんと
蕎麦屋のカツ丼を食べながら真紀さんが言った言葉です。

でもこれは手を伸ばせば食べ物が手に入る事前提の話しですが‥

そしてもうひとつ、今回の朗読劇にも言えることなのですが
坂元裕二作品では不条理な世の中を
不器用に生きる登場人物が多いのですが
以外なことに、人とのコミュニケーションは
しっかり取っている様子が見て取れるのです

これらの事は坂元裕二さんからのメッセージのような気がします。

玉埜広志と三崎明希は初恋という煌めきの時間を共有しました。
その時間がある日ぷっつりと切断されてしまったからこそ
余計にそのままの状態で心に留まっていたのでしょうね。
中高生の時代に経験した感覚や記憶は歳を重ねても
そのままずっと残り、以後の生き方に反映されます。




朗読劇とってもよかったです。
又観に行きたいです。

  


  往復書簡 初恋と不倫 不帰の初恋、海老名SA / カラシニコフ不倫海峡 [ 坂元裕二 ]
往復書簡 初恋と不倫 不帰の初恋、海老名SA / カラシニコフ不倫海峡 [ 坂元裕二 ]




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